• 白井純平

プロジェクト 川口の小規模住宅(2)



川口の小規模住宅の外壁下地が組みあがってきました。細い路地なので足場を組むのも一苦労ですが、現場と周辺住宅環境の安全性のためにしっかりと組まれていました。これから雨の日もあったらしますので、外装の防水工事は早めに行われます。今回は外部仕上げの内側に防水層を設けていますので、写真のようにまずは防水シートの工事まで一気に進めることが骨組みを傷めないようにする最大限の工事工程となります。監理の日はあいにくの雨でしたが、無事内装下地も進めることができています。




基礎周りには床下収納を設計しているため、断熱工事を外壁だけ行っても基礎からの熱損失があり冬は寒く、夏は暑くなりがちです。そこで基礎周りも断熱を計画しています。その打合せを行った際、大工さんが忘れないようにしっかりと壁にメモをしています(実はよく現場でミスが起きないように見えない下地に油性ペンなどでメモをとられる現場が非常に多いのです)。次回は断熱工事も進み、その範囲を確認できると思います。きっと快適な床下収納(?)になるでしょう。


1階から1.5階を見た写真です。1mの高低差は空間として玄関周りとダイニング空間を分けると同時に緩やかにつなげます。階段幅にこだわりがあるのですが、それは階段工事の監理のときに確認できるでしょう。路地側からののぞかれる心配の少ない高さに窓を計画したことで覗かれにくい計画になっていることが確認できました。狭い路地に面する土地ではよく地域に開かれた窓などが設計提案するケースをよく見かけます。今回の計画では地域の方々のプライバシーを大事にする生活様式から、適切な距離感を保持することを念頭におき、見合いの関係となりにくい窓の高さにて設計しました。


2階から2.5階と1.5階をそれぞれ同時に見上げ下げしている写真です。上下空間のつながりがよく感じられる階段となりそうです。今はがらんどうですが、上下空間は階段でつながるため今のように丸見えに見えるのはあと少しの期間だけとなります。


2.5階の窓はロフトから空が見え、生活環境として高すぎない窓の位置を考えて設計しました。天井は最も高いところで2.65mあり、高い天井空間により開放的であり包まれたような印象をもつことを狙っています。内装工事のときにその雰囲気が確認できると思います。天井からの明り取りは位置が変更となりました。ロフトのの上に計画しなおしたことでロフトが明るくなると思います。立体的に空間がつながって、最後は空との関係をもつ計画は、きっと住まい手にとって魅力的な環境となると期待しています。


ここまで積みあがって2階建てというのが信じられないような空間構成となっています。超狭小地に法的条件、コスト計画、施工計画を考えここまでこれたのは、お施主様や施工者を含めた三位一体で真剣に取り組んでいるからだと思います。引き続き現場と連携をとり、完成度の高い空間を目指していきたいと思います。



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