Pass Path

Pass Path

ジャンル:インスタレーション
​業務内容:デザインコンペ
​協働:ライムデザイン
用途:アート
計画面積:9㎡
計画地:東京都
Genre: Instalation Art
Work of Scope : Design Competiton
​Team:Rhyme Design
Major use:Art
Area:9㎡
Location: Tokyo
Graphic: TAG建築デザイン事務所

生活の感動を思い出す
旅行先の建物の内部空間や街並みに、また舞台や演出などにも感動を覚えたことがあるでしょう。芸術は絵画・彫刻などの物質にとどまらず、空間や体験にも感じることができます。Pass Pathは生活の動作を知覚する装置です。私達は日ごろの生活の中に当たり前のように何度も「座り」、「立ち上がり」ます。赤子がふと座り、立ち上がったときに周囲に沸く感動や喜びは人類の共感覚であり、未来を託す子供に感動する芸術を見たとき以上の胸の高ぶりを覚えます。しかし時がたつにつれ、写真などを通じて思い出すことしかされなくなります。Pass Pathは成⾧に伴う生活の基本動作である「座る」「立ちあがる」動きを知覚する装置です。高さ1.9mから高さ1.0mまで勾配したトンネル状の空間が残るようにストリングカーテンを吊るし、大人と子供がそれぞれのスケール感覚により中央に配置された椅子に座り、立ち去ることができます。Pass Pathにおいては子供の身⾧でしか通ることのできない領域があり、大人より子供の方が自由な動きがとれます。子供のみ限定された通り抜けを知覚することで「生活の初原」に意識を集約させ、生活の中に隠れ消えた感動を思い出させる装置です。

デザインのプロセス
1~2:日本の小さな暮らしとして4畳半がひとつの目安といえます。私達はその小さな空間に「座る」という生活の基本動作の中心となる椅子を配置します。

3~4:その椅子を通り抜ける空間として大人の身⾧と子供の身⾧までの勾配がとれる高さと、いすに座るために腰を落とす際に必要となる横の広がりを確保できる領域を形成します。
5 ~ 6:この領域以外の残された空積を光を通す半透明な空間として知覚ができるようストリングカーテンを10㎝ピッチで配列します。

製作意図

生活において「所作」の魅力について考えてみました。私達は子供と大人対話型作品を考えることで夫婦、親子連れ、あるいは孫を見守る世代が日々の生活の所作を魅力に感じるきっかけとなると期待しています。

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